ブログや掲示板で、日ナレの評判はなぜ悪いの?
インターネットの普及に伴い、ネット上でかわされる評判は企業の栄枯盛衰を左右するほど大きな影響力を持つようになりました。個人レベルでも商品やサービスを購入する際にネット上の評価をチェックする人は多いと思います。
それは声優養成施設においても同様です。
ブログや掲示板などであそこが良い、ここはダメだといった情報を気にされる人もいるはずです。
では声優養成施設の中でもトップクラスの規模と知名度を誇る日ナレこと日本ナレーション演技研究所の評価はどうでしょうか?
結論から言えばブログや掲示板で日本ナレーション演技研究所について悪い評価を下している人は存在します。
ただしそれが即座に入所するのをやめた方がいい、別の養成所を選んだ方がいいということにはなりません。
なぜならある一定以上の規模と知名度を誇るものは良くも悪くも低評価をつける人間がいるのが普通だからです。
たとえば2018年に発売された「ゼルダの伝説ブレスオブワイルド」は様々なゲームメディアで「ゲーム史上全体を通してトップ10に入る作品」と絶賛されています。
ですがそんなオールタイムベスト級の名作であってもネットで探せば酷評している人間はいくらでも見つかります。
そして日本ナレーション演技研究所は業界大手として非常に多くの研修生を受け入れる施設です。
声優業界に詳しい人ならご存知でしょうが、声優の世界は狭き門で毎年多くの志望者が現れますがその中で生き残り、声の仕事のみで生計を立てられるようにまでなる人はごく僅かです。
声優養成所に入った人の多くは声優として成功することなく消えていくわけです。
そうした人たちの一部は「日ナレに入って頑張ったけど声優になれなかった、ここはダメだ」と体験談をブログなどに書き込みます。
それは必ずしも間違いという訳ではありませんが、さりとて正しい意見とも言えません。
なぜならそれは「予備校で勉強したけど東大に入れなかったから、ここの予備校はダメだ」と言っているようなものだからです。
まして人間とは弱い生き物、成功できなかった理由を自分の努力不足にするよりも、講師や施設といった環境のせいにしてしまいがちです。
ネット上の評価を確認する際はこうした背景を踏まえた上で参考にするべきでしょう。
評判よりも気持ち次第ですし、自分の能力を客観視しているか、主体的にみてしまうかでも意見は変わります。
また日本ナレーション演技研究所は業界大手として多くの有名声優を排出している養成機関です。
少なくとも生徒からお金を取るだけ取って放り出すような詐欺同然の専門学校ではないことはたしかです。