声の達人になるためのブログ

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声優に求められる能力・資質とは?

アニメや洋画などの声を吹き込む声優は昔は作品を支える裏方でしたが、いまでは歌やグラビアなど幅広い分野で活躍する注目を浴びる職業となっています。

 

そんな声優になるためにはどのような能力・資質が必要なのかというと、まずは何よりも人を惹きつける声を出せることです。

 

それは可愛い声やかっこいい声だけに限定するものではなく、悪役らしい声や親のように優しい声など他の人とは差別化できる声であることが望ましいです。

 

ただ、勘違いしてはいけないのが、いわゆるアニメらしい声を出せれば良いと思うことです。確かに可愛い声やかっこいい声というのは、必要な時はあります。

 

しかし、キャラクターがどれだけ変わっても同じ演技しかできない、というのは逆に制作側としては使いにくくなってしまいます。それに声優はどんどんと若い世代が出てきているのですから、過去に放送されたアニメのキャラクターをものまねしたような声しかできない実力ではいずれ消えて行くことが必至です。

 

声真似ではなく本当の演技をするためには、アニメだけではなく舞台など他の場所で行う演技も経験しておくと良いでしょう。

 

それから営業力も必要です。

 

事務所に所属していれば、仕事を自動的にくれると思ったら大間違いで、オーディションで数多くの競争相手に勝ち抜いていかなければ役は手に入りません。でも、仕事をこなしていくうちに、制作側から役を演じて欲しいというオファーが来ることもあります。

 

それは演技力が認められたから、という場合もありますが、監督や音響監督と親しくなったから参加できるということもよくあることです。事務所から独立してフリーになったならば、なおさらそういうコネをつくらなければ仕事が手に入りにくいのが現実です。

 

営業力というのは、媚を売れというのではなく、自分という存在を認識してもらうために積極的にアピールする力といったほうが良いでしょう。顔と声を覚えてもらえば、いつかはわからないですがオファーが来る可能性がでてくるので、それをいろんな現場でやっていき仕事が切れないようにしていくことが続けていくコツです。

 

こういったことは、養成所などで学ぶものではありませんから、自分で努力をしなければいけません。

それ踏まえて声優になりたいと人に求められる資質は何かというと、誰とでも話をする事ができる積極性を持っていることです。

 

現場で仕事仲間との挨拶から始まり、監督や音響監督などに行う営業、支えてくれるファンへの対応などコミュニケーションを取らなければいけない場面が山程あります。

 

ただ引っ込み思案な人でも、仕事をこなしていく間に変わっていくことは出来ますから心配はいりません。