声の達人になるためのブログ

問題は人生で常に登場して解決されていく

水樹奈々が切り開いた、声優アーティスト

水樹奈々は、なぜ声優界の頂点に君臨できたのかというと、仕事に対する情熱を常に持っていたからという事が考えられます。今でこそ声優は憧れの仕事という事が言えるかもしれませんが、水樹奈々さんが出てくるまではどちらかというと日陰的な存在だったと言えるかもしれません。

陰に徹して誰が声の役をしているのかという事に関してはあまり人も触れないようなところがありました。それよりは華やかな歌手などの存在の方が目立ちますし華があるという事は確実に言えたでしょう。

 

ですが、水樹奈々さんは声優というものを最初から意識していたことは確かです。


芸能活動をしている時でも常に声優に対するあこがれがあって、その仕事の方向に行きたいという事を自ら考えていたところがあったので、当時としては極めて稀有な存在だったという事が言えるかもしれません。そのために起用する側としてはそれだけの意味を持つことになりました。

ある意味では便利に使う事が出来たという事があるのですが、そのために様々なところからオファーが来るという事になったわけです。元々芸能活動をするぐらいですから、美貌という点でも類まれなるものがあったので、単に声だけの需要ではなく、スタイルも含めて外見でも売り出そうという会社の戦略も当たったという事が言えるでしょう。

それまで陰に徹してきた声の仕事の人が表に出てくるという事をするようになったのは、水樹奈々さんが始めかもしれません。それまでにもテレビなどのメディアに出てくる方はおられましたが、そのような方の場合は声の人というイメージで出てくるのであって、ある意味では容姿等を問われることはありませんでした。

それが水樹奈々さんという容姿端麗で声まで凄いという人が出てきたわけですから、これを注目しないというのでは会社の意味がありません。

声を売りにしながらも歌って踊れるというわけで、こうしたやり方もあるという事をプロダクションも初めて知ったというのが彼女のやり方だったのかもしれません。それだけ強烈なキャラクターを彼女は持っていたという事が言えるのでしょう。

何しろ声は既にアニメで知られていますから、その影の存在だったものが表に出てきて、アニメのキャラクター以上の輝きを持っていたというわけですから、これはインパクトとしては強烈なモノがあります。それまでアニメだけに興味を持っていた人たちが一気に声の人にも興味を持つようになったという事が言えるはずです。

ある意味ではこれは最近よくある動画の次のオススメに似ているかもしれません。別の目的で動画を見ていると次にはまた面白いものが出てきてい、それも見ているとだんだんと別の興味が湧いてくるという事をもたらすというわけです。最初はアニメが目的だった人が声が目的になってしまうというぐらいのインパクトを視聴者に提供したという事が言えます。

しかも、彼女は謙虚さが服を着て歩いているようなもので、常に周りに対して気を使う事が出来るという、これ以上ない清廉潔白キャラという事がありました。使っている方としてはこれ以上の宣伝材料はないといってもいいぐらいにしっかりと周りが見えている人でもあったわけです。

何しろ彼女は売れるまでは実かなりの下積みを経験しています。

声で売れたわけで、それまでのタレントのように歌手のような形で売れたわけではありませんから、売れるまでにかなりの長い苦難の時代を経験しているわけです。

ですが、彼女はそのことについて不満を言うわけでも無く、ごねるわけでも無くただ淡々と自分の夢を目指して頑張っていました。そして、それが報われたわけですが、そこで有頂天になる事もなく、天狗になる事もなく昔のままで周囲に気を配れるとても感じのいい人を続けられたわけです。

その為ファンの人はともかくファンでない人も彼女に対して悪感情を抱くような事はありませんでした。

圧倒的な支持を今でこそ持っていますが、昔はそんなにファンもいなかったわけで、その頃と今とで対応が変わらないで相変わらず神対応のような事をつづられているのです。これは下積みが長かったからこそ出来る事だといっても良いかもしれません。

ファンの大切さを身をもって知っているので、すぐに売れて人気者になったような人で到底できない低姿勢を続けることが出来たわけです。これは既に彼女の自然な行動ということがいえるでしょうから、演技でもなんでもなく普通にしているとそうなるというレベルなのが周りに好印象を与えることになったという事も言えるのかもしれません。

これだけ印象が良いわけですから、メディアとしては放っておくはずはありません。人気があって視聴率が取れるうえに使い勝手も良いとなると、これを使わないメディアはないという事で一気に人気に火がついて頂点まで駆け上がるということが出来たという事になるのでしょう。

それも全ては彼女のひたむきな努力があったればこそです。