声の達人になるためのブログ

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声優オーディションで落とされない自己PRのお話

声優オーディションで勝ち残りたい人が良くするのが自己prです。ですが、自己prをしてもほとんどの人が落とされているのが現実です。何故かというと声優オーディションを勘違いしているからでしょう。

 

声優のオーディションは他のオーディションとは全く違います。他のオーデイションはこれからの自分を売り出す場で、これから何をするのかは全く分からない状態ですから、自己prで何をしてもいいですし、その中から独自性などを見つけ出したいというのがオーデイションの趣旨です。ですから、自己prは大きな意味を持つことになるのです。

 

ですが、声優オーディションにおいては、求められているものが既にあります。そして、その求められているものに対して最も近い、若しくはそれを超えている声の主が合格することになるのです。そのようなところで自分の独自性をアピールしても何の意味もないことは分かるでしょう。

 

求めているものがはっきりとして審査員のなかにある以上、独自性を出せば出すほど落とさせることになるわけです。受かる場合はこの独自性が審査員のイメージに似ている場合だけということになります。つまり、たまたま運が良ければということになってしまうわけです。

 

声優オーディションで上手くいった話を聞いていると、たまにはこうした人もいますから、そうした話をうのみにしてオーディションに臨んでもなかなか受かりません。それぐらいに今の声優のオーディションは人気が高いですから、昔のように偶然が通用するような世界ではなくなっているということです。何しろ専門学校まで出来て、声優になることだけを考えて行動しているような人たちもいるわけです。そうした人たちに勝たなければオーデイションには合格しないということです。

 

では、声優オーディションでは何を自己prすればいいのかというと、既に決まっているキャラクター設定にどれだけ自分の声が合っているのかということを証明するPRが出来ればいいわけです。歌って踊れるキャラクター設定であれば歌って踊ればいいわけです。その時に大切なことは、活舌よく話をすることです。

 

声の質はキャラクター設定の段階でだいたいは分かるでしょう。明るく元気なタイプ、甘えん坊なタイプ、怖い感じのタイプ、ツンデレなタイプなどいろいろなキャラクター設定があるでしょうから、自分の声のイメージと近いものをイメージしてPRはすればいいでしょう。

 

ただ、ここで多くの人が勘違いしているのが、活舌を悪くしているところです。簡単に言えばモノマネをしているからです。モノマネはハッキリ言えば最悪の結果になる可能性が高いです。何故かというモノマネは声をごまかしてイメージに近いものにしているからです。なんとなく似ているというイメージを持たせたい為にモノマネはあえて、ハッキリとした声質ではなく、濁らせた声質になることがほとんどです。

 

声質を明確にすると、独自性が際立ちますからそこは濁していくことになるからです。そうなると、キャラクター設定が濁ることになります。クリエイターさんはそれぞれのキャラクターを独自のイメージでしっかりと考えているので、そのはっきりとしたイメージをぼやかしているようなものとなってしまうからです。そうなると、まず受かりません。モノマネでは声優オーディションには勝ち残れないということです。自分の声の実力を上げていくこと、ボイストレーニングなどの地道な練習をしていき地声を大きくしていき、ハッキリとした聞き取りやすい声を出すことが出来るようにすることです。どんなアニメーションや映画を見ても、声が聞き取りやすくわかりやすいことが分かるはずです。声優のオーディションではそこが審査されているのです。