声の達人になるためのブログ

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棒読みを改善する方法

本を音読する場合や人と会話する時、また、演劇などでセリフを言う時など言葉を声に出して読んだり、会話、セリフなどを映画やドラマなどの俳優さんのように表現できたらいいのにと考える方もいるでしょう。ですが、自分で同じように表現しようとしても、なぜか棒読みになってしまい、悩んでいるという場合には、改善していくことも大切です。


基本的に声に出して音読をしたり、会話したりする場合には感情をこめるということも必要なことといえるでしょう。ですが、文章を読むということに集中しすぎて余裕がない、会話をする時も相手と対面している場合に緊張してしまって声がうまくでないなど、状況によって感情を上手く出せないということもあります。特に会話ではなく演劇など周囲から注目されるような状態でセリフに感情をこめるというのは、なかなか難しいでしょう。


改善策としては、ある程度リラックスするということが必要です。緊張や不安を抱えている状態では、精神的な面からまともに声が出せない状態であることも多く、頭に浮かんだ言葉や考えて発言しようとしても、ただ声に出すだけで感情がこもらず棒読みになってしまいます。そのため、できるだけ気持ちを落ち着けること、そして会話する場合には、緩急をつけることを意識してみましょう。セリフなどによっては緩急をつけるだけでも、セリフに対してのイメージにも違いがでてきます。棒読みのセリフ、会話などはたんたんとしたテンポ、強弱のないしゃべり方が特徴ともいえます。つまり、その状態を崩してしまうことで表現の幅が広がります。


役者の方の中には、特にさまざまな声色を使い分けることなく、声質はそのままでしゃべり方のテンポなどを変えることで、別の役柄をこなすという方もいます。それほど、しゃべり方のテンポや緩急をつけるということは表現として重要な意味を持つということです。自分の声などに自信がないという方であっても、表現の仕方はさまざまなものがあり、自分なりの表現を見つけるということも大切です。


また、働いている方などは企業内で会議など複数の前でプレゼンをすることもあります。このような場合でも、棒読み状態では周囲の心を掴むことはできません。ただ、話を聞いているだけで終わってしまい印象が薄く、いいプレゼンにはなりません。


重要なことは、周囲をひきつけるということです。自分らしい表現の仕方をするということで、周囲からの注目を浴びるようにしましょう。プレゼンの場合には、資料を準備することは重要です。また、スムーズな進行をするためにどのように進めたらいいかを前日までにいろいろと考えて対策を練る方もいるでしょう。しかし、本番になると緊張してしまいせっかく原稿も用意していざしゃべり始めると、感情のこもっていない面白みのないプレゼンになってしまう可能性もあります。


人前で緊張してしまうというのは、誰しもあるものです。ですが、そのプレッシャーに負けない状況を作るということも大切です。そのためには、場慣れするか事前に練習をしてみるといいでしょう。自宅でもかまいませんので、自分の家族などに協力してもらい、プレゼンを聞いてもらうことで練習してみることです。また、自分の声を録音しておくというのも一つの手段です。自分の声は会話したりすることで自分の耳からも聞こえています。そのため、自分はこのような声で話しているんだと自分の中では理解していても、録音したテープから自分の声を聞いてみるとまた違った印象を受けることもあります。そのため、ボイスレコーダーで録音してみたり、動画として撮ってみるなど自分がしゃべっている状況を記録してみましょう。


記録したものを改めて自分でチェックすることで、自分がどのようなしゃべり方をしているのか、悪い点はどのような部分か理解できることもあります。また、自分だけでなく家族にもチェックしてもらい、どのような点を改善したらいいかをいろいろと話し合ってみましょう。周囲からの指摘などは重要です。自分とは違う視点からいろいろなアドバイスをくれることもあるため、自分では気付かない部分に関しての指摘などをしてくれることもあります。


このように、さまざまな対策をしてみることや周囲からのアドバイスをもらうということも大切です。それ以外にも、自分なりに緊張をほぐす方法を見つけることやさまざまな人と会話してみるということも対策につながります。会話をすることで場慣れすることにもなり、また、自分がしゃべる練習にもなります。コミュニケーションを自分から積極的に取ることで、その能力を高めることになり、セリフが棒読みな状況も他人との会話のなかで自分に足りないものや相手の会話、表現の仕方などをよく観察し感情の表現、しゃべり方などを学んでいくことも大切です。


自分のしゃべり方、そして表現の仕方などを他人との会話から少しずつ学んでいきましょう。