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声優学校を選ぶ前に注意すべき点

AKB48のプロデューサー秋元康氏が、『22/7』という声優アイドルグループを手掛けるなど、最近ではすっかりメジャーな職業となった声優。

 

一方で、専業として第一線で働き続けるには厳しい業界です。声優を志す人なら当然知っていることでしょうが、実際はその現場に出てみないと実感できません。そこで今回はデビュー後の活躍に大きく影響する声優学校についてお話したいと思います。


一口に声優学校といってもいくつかの種類があります。


本来、声優を目指すのであればすでにそのくらいの知識はあると思いますが、本当に何もわからないという人のため、簡単ですがそれぞれの特徴をお話します。

一口に声優学校といってもいくつかの種類があります。

声優専門学校


こちらは知名度も高く知っている人が多いと思います。必要な知識や技術を一から学びたい人、つまり、声優という職業について全くの素人が学ぶ学校です。

 

専門学校なので、履歴書の学歴欄に記入することが出来ます。

一般声優学校

「一般声優学校」は専門学校と違い、卒業しても学歴にはなりませんが、専門学校と同等のカリキュラムを受けられます。メリットとしては様々なコースがあるので学校や会社に通いながら少ない時間で声優について学ぶことが出来る点です。

声優養成所

「声優養成所」は、声優事務所が所属声優を育てるための学校です。即戦力を育てるための場所なので、余程のことがない限りは専門学校などで基礎を学んでいないと付いていけません。そのため、入所に際してはオーディションに合格する必要があります。

 

デビュー後はその養成所を運営している声優事務所に所属することになりますが、大手の事務所の場合がほとんどなので問題はないでしょう。

劇団など

意外に思う人もいるかもしれませんが、声優という職業が社会的に認知される前は「俳優が声優という仕事もこなす」のが当たり前でした。今でもベテラン声優は劇団出身だったり、声優で有名になってからも「職業は俳優」と言っている人もいるほど劇団への思いが強い人は多くいます。

 

また「表現」と言うカテゴリーにおいての知識や経験は声優にも応用できますから、この道を選び人もいます。

 

マスコミとのつながりを持っている場合も多いので、一人でも多くに自分の事を見てもらうにはいいチャンスかもしれません。

 

簡単に声優学校を紹介してきましたが、次に声優学校を選ぶ際に注意すべき点についてお話したいと思います。

声優学校を選ぶ際に注意すべき点

まず、一番大切なのは自分が声優と言う職業に対して「どのような望みを持っているか」ということです。これは「声優になりたい」とか「有名になりたい」などという曖昧なものではなく「どのような声優になりたいか」という意味です。

 

もっと具体的に言えば「歌手活動などは考えず、表に出ずに声優としてやっていきたい」とか、逆に「マルチに活動できる声優になりたい」、または「吹き替え専門にやってみたい」など目標によって目指す場所や通るべき道が違ってきます。

 

劇団以外ではそのどれもに対応できるよう「広く浅く」教えてはくれますが、それ以外の足りないところをカバーするのは自分自身です。歌手活動もしたいなら声楽のレッスンも必要ですし、吹き替えなら声を当てる俳優さんの表情がリアルですからそれに合わせてより高い演技力が求められます。

 

そうした目標もないままに道を選んでしまうと結局は中途半端に終わってしまうでしょう。


まずは自分の目標をしっかりと立ててそれに向けて学校を選びをしてください。

他に注意すべき点としては、学校によって現役の声優が講師をしている場合、その声優のキャリアにも気をつけたほうがいいと思います。自分の将来のビジョンと合った活動をしている声優が教えてくれるのなら、技術的にも向上することが期待できます。

ここからは具体的にパターンを分けて考えて見たいと思います。

声優養成所

声優になるために一番堅実な道は「専門学校を卒業して養成所に入る」というものです。ただ、この場合は集中的に時間を割いて学ぶ必要があります。

 

夜間コースのある学校もありますが、どうせなら一日使ってしっかり学ばないと勿体ないですね。しかも、費用もかなり掛かりますから途中で辞めるということは出来ませんし、本当に覚悟が必要です。好きなことをするのだから苦労に感じないという人もいるでしょうから、向いているかどうかはさておき、この方法が一番無難だと思います。

 

一方で社会人や学生の人など、自由に時間が取れない人は一般声優学校という道になります。高校生なども在学しているので層は厚くなりますが、他のことをしながらでも声優になりたいというくらいの強い意志があるなら出来なくはありません。ただ、先にも書いたように授業時間が少ないので、足りない分は自分自身でカバーする必要があります。基本的なこととして、自主練習や必要な知識の予習復習などがあります。

まとめ

どうですか?

学校と言っても色々な違いがあることがおわかりいただけたでしょう。


もっとも、ここに書いたのはあくまで表面的な情報なので、実際に進んでみるまでは学校の選択が合っていたかどうかはわかりません。しかし、少しでも学校選びの参考になれば嬉しく思いますし、何より大切なのは「絶対に声優になる」という意思だと思うので頑張ってみてください。