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「解決」のイントネーションっておかしい人が多い!

日本語の発音やイントネーションは標準語として基準となっているものがあるのですが、地方や方言によっては発音やイントネーションが異なっているということは少なくありません。そのため同じ言葉であっても聞こえ方が違っているために違和感を覚えてしまったり違う言葉のように聞こえてしまうということがあり、時々それに関して議論が巻き起こっているようです。

 

そして以前からこの議論の中で話題となっているのが「解決」という単語であり、関西地方と関東地方で若干発音やイントネーションが異なっていることからどちらにとっても違和感が強い単語であると言われています。そのためどのように発音・イントネーションをすることが正しいのかと言う議論が巻き起こっているのですが、特におかしいと言われているイントネーションと言うのが「カ イケツ」など最初のカの部分を高く強く発音してしまっていると言うケースだと言われています。特に関東地方でこのような言い方をしている人が多いと言われているのですが関西地方の人たちからすると違和感が強いと言われていますし、同じ関東地方内の人でも違和感を感じている人は少なくないようです。

 

そもそも解決の正しい発音はどのようなものなのかと言うと、実はどこも高くしたり強くして言わない平坦なものが正しいと言われています。これはほかにも「採血」「対決」「解説」なども同様であり、いずれも平坦に読む読み方が一般的に違和感がなく聞こえるものだとされています。

 

ではなぜ関東地方の場合は最初の文字を高く強く読んでしまっているのかと言うと、いわゆる「東京式イントネーション」と呼ばれているものでテレビで放映されているものに関してもこちらの方式で読んでしまっているというアナウンサーやリポーターも少なくないです。何故そのようなものが産まれたのかと言う点は不明ですが完全に地域性によるものであると言われており、標準語が基準となっているからこそ生まれたものなのではないかとも言われています。

 

ならば東京などの関東地方での言い方が正しいのかと言うとそう言うわけではないようですし、言い方を矯正するにしてもテレビ局の多くは関東地方に集中しているのでテレビなどを通じて矯正するということも難しくなっています。このため関東地方の人たちにとっては「カ イケツ」というのが基本であり、平坦に読んだりほかの部分を強めていうことこそ違和感を感じると言う人が少なくないとされています。


ただしこれに関しては東京式のものが間違っていると言うわけでもないですし、地域に浸透しているものなので強制しないといけないと言うわけではないです。

 

ただどうしてもほかの地方の人たちと話をしていて違和感を感じると言う人は多いので解決だけではなく同じような言い方をする単語に関しても場合によっては自分たちで矯正していくという気遣いも必要になります。聞いている側も、間違っている・おかしいと指摘するだけではなくその地方によるものだと理解して受け入れるということも大切になっています。