声の達人になるためのブログ

問題は人生で常に登場して解決されていく

20歳になって振り返る、辛かった中学校時代の出来事

私は、中学校はとてもつらい中学生生活でした。

    
私の小学校からその中学校へ行くのは少数で、大部分は私の行く中学校の隣の中学校の校区でした。

    
中学校へ入学すると、仲のいい友達もおらず、新しい友達もなかなかできずにクラスに馴染めずにいました。

    
一生懸命友達を作ろうと思ったのですが、引っ込み思案な性格な上に小学校からのグループが出来上がっていて、なかなか仲良くなることができませんでした。

    
そのうちに私は、クラスの中で無視される存在になりました。

    
例えば、何か話しかけたとしても、返事がかえってくることはありません。

    
掃除の時は誰も私の机を運びません。

    
班をつくる時はいつもあぶれてしまいます。

    
そんなつらい中学生活でしたが、1人だけ私に優しく接してくれた同級生がいました。

    
その同級生は、やんちゃで、可愛くて目立っているグループの女の子でした。

    
ぱっと見はギャルみたいなヤンキーみたいな感じで近寄りがたいのですが、その同級生だけは、私におはよーとか普通に話しかけてきてくれました。

    
掃除の時も誰も運びたがらない私の机をいつも運んでくれていたことを知りました。

    
私があるとき、クラスの女子に、汚っ!と言われて何も言い返せずにいたら、その同級生が汚っ!と言ってきた女子に言い返してくれました。

    
私は、その同級生がとても頼もしく見えました。

    
ある日、私が家に帰ろうと靴箱へ向かっていると、いつも助けてくれるその同級生とちょうど会い、今から帰るのー?一緒帰ろうと笑って普通に話しかけてくれました。

    
普通の人からしたらなんでもない一言かもしれません。

    
しかし、中学校で孤立していた私にとって一緒に帰ろうというその言葉は、とても温かく、彼女の優しが心に染みました。

    
私は、嬉しくて嬉しくて泣きそうになるのを必死にこらえながら、彼女とおしゃべりしながらに帰りました。

    
家にたどり着いてからは、この出来事が嬉しすぎて、こらえていた涙が溢れだしました。

    
そしてまた明日も学校に行きたいなと思えました。

    
彼女にとっては私は、仲のいい友達ではないと思います。

    
しかし、私にも普通に接してくれる彼女の優しさが、私にとってはとてもこころの支えになり、3年間中学校へ通うことができました。