声の達人になるためのブログ

問題は人生で常に登場して解決されていく

離れて気づく大切な空間

f:id:ajoraop:20151216083405j:plain

 

私は日頃、忙しさに終われてイライラしする日々を送っていました。家事に育児にあっという間に1日が終わる感じでした。

 

朝早く起きてお弁当を作り、子ども達を見送った後に洗濯。お昼には旦那の昼食を作り、片付けたら今度は夕飯の下準備です。夕方は子どもを保育園にお迎えに行ったり、小学生の宿題を見たりします。宿題ができないと大暴れする傍ら、下の子がママ遊ぼー、抱っこしてーとせがんできました。そして子ども達をお風呂に入れたりご飯を食べさせたりしながら、夜9時に寝かしつけないといけないととても頑張っていました。


ほんとに毎日いっぱいいっぱいで、心の余裕が全くありませんでした。子どもがちょっとお茶をこぼしたぐらいで怒鳴ったり、おもらしをして怒ったり…後で冷静になって考えるとわざとしたわけではないのにどうしてそんなに強く怒ってしまったんだろうということばかりでした。

 

そんな時、私は切迫早産になって入院することになりました。私が動けないので子ども達は旦那と一緒に実家でお世話になることになりました。病院では何もすることがなく、起きてご飯を食べてを繰り返すだけの退屈な日々です。

 

f:id:ajoraop:20151216083651j:plain

 

ある日、病室で一人でご飯を食べていると寂しくて涙が出てきました。あんなにあわただしくて大変だと思っていた食卓が急に恋しくなり涙が止まりませんでした。その時、当たり前の日常がどんなに大切で幸せだったのかということに気づきました。イライラして怒ってばかりの毎日でしたが、子ども達は私の体調が悪いと大丈夫?と声をかけてくれたり、手伝いをしてくれたりと、あの子達なりに頑張ってくれていたのだなとわかりました。離れて過ごすとますます愛しくなり、たまに病院に来てくれるのが楽しみでなりませんでした。


無事に出産を終えて家に帰った時、ほんとにほっとしました。そして家族で食卓を囲んだり遊んだりしながら笑い合う空間が幸せなんだなと改めて気づかされました。少し離れたことで家族の温かさに気づくことができ、以前よりもイライラすることが少なくなりました。かけがえのない大事な家族とこれからも仲良く幸せに過ごしていきたいと思っています。