声優にファンレターは届くの?
一昔前とは違って、現在ではアニメや映画などの吹き替えを行うことが仕事である声優さんも、テレビに顔を出す機会も増えて芸能人のような扱いをされるようになってきました。本来は声の仕事なので顔は敢えてみせない、という方もそういう方針の事務所もあったのですが、最近ではそんなこともなくなりつつあります。
ではそんな声優さんのファンになり、普段元気を貰っているからお返しをしたい、としたためた手紙、それは愛がこもったファンレターと呼ばれます。では、一生懸命書いた応援のファンレターは目当ての声優さん本人に受け取ってもらうことが出来ているのでしょうか。
結論から言いますと、ちゃんと届くそうです。多くの声優さんがSNSやブログなどで発信しています。ファンレターはちゃんと望み通りの相手に届くのです、ただし、事前に所属事務所のマネージャーやスタッフのチェックを受けます。
一般的には手紙を贈る際の住所は、所属している事務所宛になります。ですからまず事務所に届き、それをスタッフなどがチェックをしてから本人へまわすということです。
昔からあるように、手紙にカミソリの刃が仕込んであるということも有り得ます。ですから危険なものが入っていないかどうかをチェックするために、事前に本人以外の人が開けるようにしているようです。これは仕方ないですね。文面まで全部がっつりと読むわけではないそうなので、恥かしく思う必要はないです。
このチェックを受けるのは、やっぱりどういうものが入っているのか判らない形状のものが多いようなので、シンプルに手紙だけ、そして差出人の氏名や住所などはきちんと書く、これを心がけているとあまりチェックは入らないかもしれません。
差出人がないと開けることに躊躇する、というのは有名人だけでなく普通の人でも同じことです。ですからできるだけ、手紙を書くときには自分の名前や住所なども書くようにしましょう。それだけで「怪しいぞ」と扱われる危険性が減ります。
そしてファンレターが届いたのであれば、出来れば憧れの本人からの返事が欲しい、と思うのも人情です。
しかし返事を書いていいかどうかも所属している事務所の方針に従わなければならないので、事務所が返信はかかないように、といえばそれで終わってしまいます。その場合は恐らく個人のブログやSNSなどでお礼を述べたりする方が多いのでしょう。
本人には届くし、中身もちゃんと読んでもらえますが、返事は期待しないほうがよいということです。
声優さんも仕事ですから、当然へこむことも嫌になることもストレスが溜まることもあります。そんな時には過去に貰ったファンレターを読み返すことで自信に繋げている、という方もたくさんいるのです。
ちょっとした言葉で救われるような気持ちになることは、人間なら誰でもあります。憧れの声優さんが自分の手紙を読んで救われる日があるかもしれない、そう思って熱い気持ちをしたためるのもよいのではないでしょうか。