声の達人になるためのブログ

問題は人生で常に登場して解決されていく

生後間もなく、ノイローゼ気味になった時

f:id:ajoraop:20151216084040j:plain

 

私が子供を嫌いになりそうと思った瞬間は、出産後間もなくの時期です。うちの子は食が細く、すぐに吐き出してしまうタイプだったため、2,3時間の長い睡眠をとることがなかったのです。お腹が空いては泣き、ミルクを与えるのですがなかなか量を飲むことが出来ず、1回に飲める量がとても少なかったのです。そのため、飲んでから寝ても、30分足らずでまたお腹が空いたと泣き出します。

 

f:id:ajoraop:20151216084324j:plain


    
それが毎日、そして夜中も関係なく続いた為、私自身体を休められる時間がなく、まともにお風呂に入ることも出来ませんでした。髪を洗っては子供にミルクを、髪を乾かしては寝かしつけ、シャワーを浴びている最中も時に途中で泣いて呼び出されてしまう毎日。私はその時実家に里帰りをしていたのですが、両親ともに厳しいタイプだったため、あまり当てにすることも出来ない状態でした。
    
そのうち疲労がたまりにたまって、何を食べたいのかも自分で頭が回らない状態になって、食欲もわかず、母乳も出なくなってしまいました。

そんな時、ウイルス性の風邪に見舞われてしまい、体力が限界になり、何がある訳でもないのに涙がこみ上げる日々。子供がかわいいと思えるまで、かなりの時間を要することになったのです。

自分が産んだ子供を愛らしい、目に入れても痛くないとよく聞いていたので、自分は母親として失格ではないかと自分自身を責めたこともありました。また母乳が止まってしまったことで、私の両親に情けないような言い方をされたこともありました。私はこの子をちゃんとこれからも育てていけるのか、いつか可愛いと思える日がくるのかとものすごく葛藤しながら、毎日苦しい気持ちで子育てをしていました。
    
「なんで飲んでくれないの」「なんで寝てくれないの」「なんですぐ吐いちゃうの」と、子供のことを嫌いになりそうでした。

この生活が約3ヵ月くらい続いたある日、子供が私を母親だと認識してくれたのか、私を求めて笑顔になってくれて、また私の抱っこだけでしか眠れないと分かった時、その時初めて可愛いという感情が出始めました。私の気持ちにようやく余裕が出来た瞬間でした。
    
気持ちに余裕がなかったこと、周りのサポートを得られなかったこと、体調を崩していたこと、時間に追われていたことがすべて重なったためにそうなったと思っています。とても自分でも辛かったし、子供に対してそういう感情を持ってしまったことは、いまだに後悔の気持ちが湧きます。しかしその分、育児の大変さを分かったので、今後自分の為にもなれたと思います。