声の達人になるためのブログ

問題は人生で常に登場して解決されていく

恥ずかしい、息子の純粋な質問

私の息子が2歳の時でした。

だいぶ言葉も出てきて、いろんなおしゃべりを楽しむようになってきていた頃です。

たまたま出掛けたショッピングセンターで、息子と一緒にトイレに入ったのでが、その日はたまたま生理でした。

 

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でもまだ2歳の子供が、私の生理を気にはしないだろうと、普通にナプキンの交換をしたんです。

すると息子は妙に興味深くこちらを見てきました。

なんとなく恥ずかしかったので、ササッと素早く交換を済ませたのですが、その時突然息子が「ママ、血出たの?」と聞いてきたんです。

トイレには、別の方も入っていたようで、それを聞かれるのか恥ずかしかった私は「違うよ?どうしたの?」とシラを切ったんです。

それで軽く済ませてトイレを出ようと思ったのてすが、今度は「血じゃないの?じゃあウンチ出ちゃったの?漏れちゃったの?」と聞いてきたんです。

それこそ恥ずかしいので、「ううん。ちょっと血出ちゃったのかな?  と、小声で答えました。

なのに、こちらの気持ちも知らずに息子は大きな声でさらに続けます。

「血出ちゃったの?お尻痛いの?大丈夫?」

もう、顔から火が出るほど恥ずかしくて、トイレに誰も居なくなるまで個室から出られませんでした。

けれど、不幸はそれで終わらなかったんです。

その後、バスに乗り込んだのですが、シーンと静まり返ったバスの中で、息子はまた思い出したらしく「ママ、まだ痛い?」と聞いてきたんです。

どうか、それ以上何も言わずに何も聞かずに終わらせて~と願いながら「大丈夫だよ」と、コッソリ答えました。

でも、2歳の男の子が空気を読むなんて、できるはずありません。

「そっかー。お尻から血出ちゃったもんね。びっくりしたよ。でも、痛くないんだね。良かった」 と言うのです。

「何のこと?」 と、またしらを切ってみたけれど、「さっき出てたしょ?トイレでパンツに血ついてたしょ?忘れたの?」と大きな声で言うんです。

シーンとした車内で、です。

「私は今日生理です」と公にしたようなものです。

逃げ出したかったけど、降りるべき停留所はまだ先だったので、それまでずっとうつむいたまま、時間が過ぎるのを待ち、やっとついた停留所で、逃げるようにしてバスを降りました。

もう生理の時に2度と息子と一緒にはトイレに入らないと誓ったのでした。